次女の青が青いロウソクに息を吹きかけ、長女の春はピンクのロウソクを一息で。
嫁が赤いロウソクを消して、私はグリーンのロウソクを消す。
そして、次女の青がビーグル犬の月を抱っこしながら、
「青が代わりに消してあげるね。」と言って、黄色いロウソクを消した。
最後の白いロウソク。
「いっせぇーのーでっ! ハナー! メリークリスマス!!」
家族みんなで息を吹きかけ、そして真っ暗になった。
この夜、まさかリビングの電球が切れるとは思いもしなかった。
「ハナやで。絶対にハナが電球を切ったんやで。」と私が言えば、
次女の青が「ハナは天国から遊びに来てるんだよ。暗いから見えないけどね。」
思いがけないドラマティックな演出。
「ロウソクの灯りってキレイだね。」子供たちは見とれているのですが
何せ、ケーキのロウソクは無くなるのも早いのです。
6本のロウソクを1本1本灯し、最後に残った白いロウソク。
このロウソクが消えたら楽しいクリスマスイブも終わりかと思うと結局灯せないまま時間が過ぎていったのです。
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