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犯人はだれだ! vol.23 あゆみ。
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今日は長女の春も終業式。
「パパ、ここ置いとくね。見といてね。」
「あっ、あゆみか・・・わかった。ちゃんと見とくわ。」
コンピューターに向かい、仕事に没頭していた時だったが
我が子の成績というのは無性に気になる。自分の成績を知るよりも緊張してしまうのは何故かと思う。

私の成績と言えば、とりわけ優れていた科目もなく、ごくごく普通の成績で
良くもなく、悪くもなく、そんな自分が今後どうすべきかなど小学生のときには考えないものだが
どうやら高校生のときにそんなことに気付き、はたして自分は何をしたいのかということを漠然と考えるようになった。
高校時代のラグビー部の監督からは「お前、進路はどうすんねん。ラグビーを大学でやるんやったら推薦したるぞ。」と
言われはしたものの体格の小さい私が大学レベルのラグビーに通用する訳がないというのは自分でもわかってたし、
高校3年間で燃え尽きる感じがあったラグビーをこれからさらに4年間続ける自信もなかった。
「美術系の大学に進みます。」と監督に言ったときには呆気にとられたが
3年生のときにはラグビーの練習を続けながら受験対策のため週2回、大阪の中之島美術学院に絵を習いに行った。

高校ラグビーの期間は長い。3年生の夏を超え、秋から冬が本番。
私たちのチームは最後の大会で準々決勝まで勝ち進み、その試合に勝てば
大学受験の推薦入試の日程と重なった。
今思えば勝ち進んだらどっちを選択していたかゾッとするが無念にも試合は負けた。
そして翌週の受験では結果を出すことができた。

また、裕福ではなかった私の家庭では大学受験の費用も慎重に考えなければならなかった。
大学は推薦1本。落ちたら専門学校。と私は勝手に決めて親にそれだけは了承を得ることができた。
今思えば自分の進路を何も言わずに許してくれた親に本当に感謝する。

「おーい!春ー!めっちゃ成績良くなってるやん。どないしてん。」
「うん。そうなんだよ。」
「パパが子供のころはこんなに成績が良くなかったで。春は塾行かなあかんのちゃうかと思ってたけどまぁええわ。」
「やったー!今から遊びに行ってくるから。」
「はい。わかった。気をつけて。」
私も我が子を信用し、やりたいことをやると言うまで気長に待てる親になろうと思った。

◎どこにでもある普通の家族の親父と娘の物語 犯人はだれだ!シリーズ


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by dogdeco | 2010-03-24 18:35 | 犬と暮らす家の日記 | Comments(0)
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