dogdeco HOME 犬と暮らす家の日記

2011年 11月 14日 ( 2 )
犯人はだれだ! vol.45 九九。
「パパ、6の段、質問してみてー?」と次女の青が言う。
「じゃあ、ロクシは?」
「シジュウ二―?じゃなくて・・・えーっと・・・」と言いながら答えが書いてあるノートをチラッと見て、
「ニジュウシッ!」って大きな声で叫ぶ。
「はーい!正解。もうすぐ青は九九を全部覚えるんじゃない?すごいねー!
ついこの間までは足し算しかできへんかったのになぁ。」
「引き算もできるよ。何言ってんの!」
「あっそうか。ごめんごめん。」

こんな風に九九を必死になって覚えようとする姿を見て、
長女の春にも同じような時期があったんだと思い返してみた。

「パパ、九九が覚えられないー!」と半ベソをかく長女の春に
「なんでやねんっ!もう1回7の段を言うてみろ!
できるまで何回も何回も覚えるまで言い続けるんや!それが覚える秘訣や!」と私は言い、
当時、小学校2年生の春は泣きながら九九を覚えていった。

何も言わなくても春はある程度できるからと親である私は安心し、厳しくしていた。
それは親である私自身の未熟さゆえの行動だと当時は自覚していなかったけど、
今は明らかに言える。余裕がなかった。そして、勘違いもしていた。
きっとこういう親の尖った接し方の蓄積は子供たちに敏感に伝わっていくのだ。
本当に春には申し訳なかったと思うとともに、
ある時が来れば、長女の春の私への反抗精神は次女の青に勝るものだと覚悟している・・・

今日は仕事で自分自身の思い描いていた道筋につまずいてみたり、
またうまくいかない自分の力の無さに嘆いてみたり、
その反面、長年のお客様の笑顔に救っていただいたり、嬉しい言葉をかけていただいたり、
助けてくれるみなさんの存在の大きさに感動してみたり、
まるでルーレーットのように自分の感情がぐるぐると回った。

さて、私たち大人も九九をひとつずつ覚えて行くように
着実に一歩一歩成長していく何かがあるのだろうか・・・

夕方から降りつづく雨。
その雨は時折、激しくなって屋根に当たって大きな音をたてる。
なぜか急に、青空の下、春といっしょに自転車で小さな旅に出たくなった。
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どこにでもある普通の家族の親父と娘の物語 犯人はだれだ!シリーズ


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by dogdeco | 2011-11-14 21:52 | 犯人はだれだ! | Comments(0)
アタシ、全然見てへんねん。
あんなぁ、いっつも春がなぁ、アタシにおやつくれるときになぁ、
「月!待てっ!」って言うて手で合図するねんけどなぁ、
ここだけの話、アタシ、春の手なんか、全然見てへんねん。

そやけど、春はなぁ、いつもいつも手を出して、「待てっ!」って言うてはなぁ、
「月。えらいね。ちゃんと待てっ!できるようになったね。」って言うねん。

春。待てっ!って声だけでもええんやで。
えっ、何でかって?
そら、そうやん。その手のせいで、アタシの大好きなおやつが全然見えへんやん。
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ビーグル犬の月が自由気ままにぼやく、アタシ、月やねん!シリーズ

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by dogdeco | 2011-11-14 07:39 | アタシ、月やねん! | Comments(0)