「コラーッ!お前らには毎日、毎日いっつもおんなじこと言わなあかんねやなぁ。」
「はよ、片づけせんかぁ!」
「そっちだけちゃう。こっちもや!」
「コラーッ!テレビ見ながら片づけなんかできるかっ!テレビ消せっ!」
子供たちを怒りながら、だんだん怒り方がエスカレートしていることに気づきましたが
一度、怒るとなかなか冷静に対応できないものです・・・
昨夜、夕食後にテレビを見ていると子供たちが 「ポテトチップスを食べたい!」と言うので
「あんたら、パパ達のお願いはぜんぜん聞けへんのに、よう自分たちのお願いをヌケヌケと言えるもんやなぁ・・・」 と嫌味を言いつつも、
「さっき、ごはん食べたばっかりやから少しだけやで。」 とポテトチップスをお皿に入れました。
子供たちが食べ始めるとついつい私たち夫婦も手が伸びて、
「パパも食べてんじゃん!」 と子供たちに文句を言われるのですが
そう言われることにも腹が立って、「少しやったらエエんや。」 と適当な受け答えをします。
すると嫁が、「あっ!ハナの毛や・・・」
「ちゃうちゃう!埃やろ。今頃お皿の中に入るわけないやん!どれどれ。えっ!ほんまや・・・」
ハナが生前、教えてくれたことを思い出した。
いつもいつもその時の自分の感情を子供たちにぶつけていることに反省する。
「ありがとう、ハナ。また明日から子供たちと接し方を変えるわ・・・」
とても偶然とは思えないタイミングでひと声掛けてくれるハナ。
ハナがいつも出すサインは、「初心を忘れるな。」
春や青が生まれたときに感じたこと、思ったことを忘れないこと。
ハナは私にとって永遠の名監督だ。
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