2月28日、我儘で強情で負けん気が強いわりに
甘えん坊で泣き虫な次女の青がついに6歳になった。
思えば長女の春が6歳になるときには字ももっと上手に書けていたし、言葉や運動ももっとできていた。
神経質になって、周りよりも劣っていないか?そんなことを常に気にしながら育てた長女の春。
周りを何も気にせず、自由奔放に育てた次女の青。
きっとそんな親の対応が敏感に子供に伝わることは少なからずあると思う。
「お兄ちゃんに負けないように勉強をがんばりなさい。」
これは私よりも優秀だった兄貴と比べられていた私がよく親から言われた言葉。
確かに事実だったので、そう言われたことは何も気にせず、
私の場合はそう言われたことでむしろ、「兄貴を抜かしてやる!」と意気込んでいたように思う。
最近では比べられることを嫌う風潮がありますが
なぜか私はそんな兄貴を心の底で自慢にも思っていた。きっと、憧れていたのだ。
長女の春が言う。
「青が誕生日プレゼントにwiiのカラオケが欲しいんだって!」
「ちょっと待って、春。青が誕生日プレゼントに欲しいものは青に聞くから。ねぇ、青!何欲しいの?」と聞く。
「青はねぇ、wiiのカラオケが欲しいんだよ。」と言う。
やっぱりか・・・
インターネットを駆使し、春はwiiのカラオケがこんなに楽しんだとプレゼンテーションを行い、
青はそれを率直に自分が楽しめるツールだと認識。すっかり洗脳され、楽しい自分を想像している。
策士の春、素朴な青。
個性だから比べることはできない。
きっと私の親もそうであったように親が我が子それぞれに対する愛情には微塵の差もない。
ふたりとも幸せになって欲しいとただただ願う。
青。6回目のお誕生日、おめでとう。
どこにでもある普通の家族の親父と娘の物語
犯人はだれだ!シリーズ
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