あぐら族はおもに初夏の休日になるとパジャマ姿でベランダに出没する。
普段は喧嘩ばかりしているあぐら族も休日には妙に意気投合し、
チョークを持ちだし、あぐらをかいて何かを描き始める。
絵を描き始めるのはいいのだが
失敗したりすると絵を消すため黒板をチョークで真っ白にし始める。
そして次第に、ベランダは白い粉まみれになる。
もちろん、そうなれば手は真っ白状態でその手をパジャマで拭う。
そして、あぐら族は酋長に「コラーっ!誰がパジャマを洗うと思うてんねん!」と怒られ、
いつもしょんぼりしながら服を着替える。
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