最近、娘たちのけんかの頻度と時間が増えてきている。
「青って本当に危ないね。車にひかれるよ。ちゃんと前を見て歩きなっ!」と長女の春が言えば
「春にそんなこと言われたくない!」と次女の青。
「青が事故にあったら大変だから言ってるんじゃん。そんなことも分からないの?」とさらに春は追い打ちをかけ、
「もう、うるさいっ!あっちに行って!」と次女の青も応戦する・・・
こうなったらもうおしまい。延々とお互いに不機嫌な顔をして時間を過ごし、
結局、嫁が「お前ら、ええ加減にせんかいっ!」と罵声を浴びせて幕を閉じる。
結構こんな日が続く。
最近、春は同級生たちと、青も同級生たちと遊びに行く機会が増えたものの
私たちの時代のように毎日毎日近所の友達と日が暮れるまで体を使って遊ぶことも少なく、
そんな日常はお腹も空かずに眠くもならずに悪い循環となる。
しかも、ゆとり教育という代償はある意味、家で宿題をしっかりとやりなさいと言わんばかりの量に膨れ上がる。
学校でのストレスやそんなこんなが積もりに積もって我が家の娘たちは爆発する。
こんな時、親父はどうすればよいのかと迷う。
黙って様子を伺うのがよいのだろうか?
仕事を頑張る姿を見てもらえばよいのだろうか?
子供と向き合う時間をつくればよいのだろうか?
結局のところ、よくわからない。
女兄弟がいなかった私にとって、親父と娘という関係は難しい。
よくわからないのだから
ずっとずっと先に、
娘が結婚して親になる頃に、
親父も人並みに頑張ってたんやなぁと認めてもらえるぐらいの関係でええかな。
さぁ、頑張って、仕事、仕事。
どこにでもある普通の家族の親父と娘の物語
犯人はだれだ!シリーズ
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