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桜の季節のおはなし ① 運転マン
2007年4月。
次女の青は幼稚園に。長女の春は小学校に。
二人そろって同時に入園入学した。

次女の青は幼稚園入学当時、2月生まれだから成長が遅く、
周りのお友達よりもちっちゃくて可愛らしかったのだけど、
性格は今と変わらず、頑固で強情で自分の主張が強く、
大人を困らせるのは当時から大の得意。
その反面、不思議と大人の心に土足で入り込んでいく才能も持ち合わせていた。

さて、次女の青、初めてのバス通園の日。
期待と不安と恥ずかしさと・・・
こんなにも、はにかんだ姿は後にも先にもこの写真しか残っていない。
(この写真を見ると私と嫁は可笑しくて仕方がない!)
桜の季節のおはなし ① 運転マン_f0068145_1164710.jpg
そして、数日後。
幼稚園バスのベテラン運転手、通称運転マンが
「青ちゃ~ん!おはよう~!ここに座るんだよ~!」といつも言い、
いつしか運転マンの横は青の指定席となっていたようだ。
桜の季節のおはなし ① 運転マン_f0068145_1185624.jpg
そのことは知っていたし、とくに気にも留めていなかったけど
ある日、幼稚園の先生がこう言った。
「園児に厳しい運転マンが〇〇ちゃ~ん!なんて、園児を呼んだことはないんですよ。
長い幼稚園の歴史の中で初めてのことなんです。青ちゃんのことが可愛くて仕方ないみたいです。」

過去にも特別、顔や性格が可愛い園児はたくさんいただろうし、
運転マンはいったい、青のどこがツボだったのかと聞く機会も無かったけど、
いいのか、悪いのか、私と嫁はただただ苦笑いするしかなかった。 (つづく)


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by dogdeco | 2013-03-20 11:53 | 犬と暮らす家の日記
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